2006年03月19日

アコる・デ・ノンノン パラシュートリサイタル

3/17 アコる・デ・ノンノン パラシュートリサイタルに行って来た。
今迄に行ったどのアコーディオンライブとも全く違う、エンターテイメント性の高い非常に魅力的なライブだった。

川崎のクラブチッタというライブハウスで行われたのだが、行ってみると、客席はギッシリ埋まっていて2階席まで客がはいっている状態(450人!)。

しかも、その客というのが、とくにアコーディオン好きとか音楽好きというわけでもなさそうな老若男女(アコーディオンのライブってアコーディオン弾きとか音楽好きそうなお客が多いですよね)、いわゆる「一般大衆」なのだ。場内は食べ物持ち込みOKということで、わたしの隣の女性3人連れは、同級生の誰々が結婚したとか子供の離乳食がどうだとか、ノンノンとはまったく関係のない話を京樽のテイクアウト太巻きをぱくつきながら開演を待っている。こんなに気取りのない客層はめったにあるものではない。

そして、そんな(たぶんアコーディオンにはさほど興味のない)彼女らを、2時間飽きさせずに惹き付ける魅力をノンノンは持っている。

お手製のカラフルな衣裳が(何度も衣裳替えがある。しかも舞台上で生着替え)とても似合っていて可愛いアイドル的なルックスで、「次の曲は手拍子はしないでください。私にプレッシャーを与えますから」というようなおもしろトークで笑いをとり、客席からの声にも臨機応変に対応し、ひとたび演奏になれば、これ以上ないくらいの最高の笑顔でとても楽しそうに弾く。弾きながらタンゴ風のステップをふんだり、タップをうちならしたりもする。
かわいらしくきゃしゃな女の子のように見えるが、たくましい芸人根性のようなものを感じさせる。たとえば舞台上で何かハプニング(停電とかスクリーンがおちてくるとか)があったとしても、きっと「動揺しました」と言うもののほとんど動じずにエンターテイナーとして魅せてくれそうだ。
「さて次は何をしてくれるのだろう」とお客をわくわくさせつづける、強いサービス精神がノンノンの醍醐味のひとつだと思う。

彼女のべローづかいはお客とのキャッチボールだ。
特に感じるのは、曲の途中で新しいフレーズにはいるところのべローづかい。彼女がつねに笑顔でお客の顔を見ながら演奏するというのは前述したが、ひとつのフレーズが終わって、次にはいるとき、ふうっと一呼吸おいて客をみつめ、「さあ、もっと私を見て」という感じで誘いこむ。
彼女はばっちりメイクアップしていてもあまりオンナを感じさせず、少女的な感じがするのだが、誘いこむその一瞬は、蛇腹の風にエロスを感じさせる。その一瞬がとてもここちよい。

写真撮影可とのアナウンスが流れたが、そうと知らずカメラをもっていかなかったので一枚も写真は撮れなかったのが残念でしかたない。
アコーディオン界の大物のあの人のゲスト演奏まであったというのに!


posted by marie at 01:19| Accordion | 更新情報をチェックする
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