2006年04月01日

暗譜の道は果てしない

今日もレッスンの帰りに、「先々週のように河川敷で気持ち良く弾こう!」と思い、途中下車して多摩川へ。

しかし、2週間経ってかなり暖かくなってきたのと、満開の桜並木があるせいで、前回とはくらべようがないくらい大勢の人がひなたぼっこや花見やミニピクニックを楽しんでいる。

あー、だめだ。ここでは練習できない。

人の少ない場所を求めてさすらうこと数十分、かなり下流の方まで足を伸ばし、ようやく人気の少ない場所をみつける。

いざ弾こうとすると、意外と風が強い。譜面など広げようものなら、あっという間に飛ばされてしまうだろう。

そこで、私が暗譜している数少ない曲だけを練習をすることにした。
今日は先週より暖かいし、青空の下で弾くのは楽しいなぁといい気持ちになって弾いていたら、背後で人の気配。犬の散歩をしている人が立ち止まって私のことを見ている。

「あ、聴かれてる」

そう思った瞬間、左の指がわからなくなった。それまで何回も繰り返し暗譜で弾いていた曲なのに、わからなくなった。
緊張したからとか、指が震えたからとか、そういうことではない、“少し違うことを考えた”だけで、わからなくなったのだ。たぶん私の暗譜は、きちんと暗譜できていないのだと思う。指の慣れで無意識に動かしてしまっているので、そこに違う意識がまじると、途端にとぎれてしまう。

きちんと暗譜できていないのだ。

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みぎわさんのブログにこんな文があった。
http://diva.ivory.ne.jp/diary/log/eid363.html
  “暗譜って譜面を見ないで弾けるってことじゃなくて
   鏡で自分を見ながらでも弾けるって意味なんですね。”


鏡に写る自分を見ながら弾く……
ああ、私がいま「暗譜できていると思っている曲」のうち、それができる曲があるだろうか? たぶんない。

私の暗譜の道は果てしない。


posted by marie at 18:27| Accordion | 更新情報をチェックする
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