2006年06月16日

日経新聞「私の履歴書」遠藤実氏

今月の日経新聞「私の履歴書」が面白い。最近、私の朝一番の楽しみになっている。

「私の履歴書」は、現在名を成している各界の有名人・著名人が生い立ちから現在までを振り返る自伝コラムシリーズで、今月は作曲家・遠藤実氏が書いている。演歌に詳しくない私ははじめ「ふーん」という感じだった。しかし連載が始まると、これが面白いのなんのって!

このコーナー、幼少期は貧乏で苦労をなめてようやく成功をつかんだという話が多いが、遠藤実氏の描く貧しさは、その比ではない。私が最近読んだ中でもピカイチの並外れた赤貧ぶり。

たとえば、最近はこんな感じ。
------------------------
歌手を夢見て上京してきたものの貧乏生活がつづき、ようやく流しの仕事を得る。
一緒に組んでいた流しのアコーディオン弾きと仲良くなり、部屋に住まわせてもらう。

nikkei060613.jpg

(6月13日掲載=流しのアコーディオン弾きとの写真)

流しでお客さんには喜んでもらえても、レコード会社のオーディションでは「身なりが汚い(貧しい)」というような理由でおとされつづけ…、ようやくツテで紹介してもらえる話がきたと思ったら、今度は大切なギターがなくなっている。
ギターは、家賃を滞納していたために、腹にすえかねた家主が質に持って行ってしまっていた!
しかし、ギターがどうしても必要なのに、質草を出すお金はない。
困ったあげく、土手でギターをつまびく青年を見つけ、全く見知らぬ人なのに、思わず「ギターをかしてください」と必死に頼み込む…。
------------------------

読んでいると、それにくらべ、自分はなんて恵まれているんだろうと思うし、自分にはなんて“情熱”や“努力”が足りないんだろうと思う。
「ウン十万の楽器が欲しいけどお金がな~い。ビンボー。お金持ちはいいよなあ~」とか、軽々しく不平不満を抱いてちゃだめだ。


posted by marie at 14:59| その他 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。